2020.04.10更新

男性不妊の原因

精巣で造られた精子は、精巣上体、精菅を経て精嚢で前立腺由来の分泌液とともに精液を構成し、性的絶頂期に射精される。

これらの機能のうち1つでも障害されると男性不妊の原因になる。

男性不妊のなかでも造精機能障害が最も多く、全体の70~80%を占めている。

①造精機能障害

精子の形成や成熟ができない。

主な原因…突発性、精索静脈瘤、停留精巣、精巣炎

②精路通過障害

精子の運送経路が障害されている。

主な原因…先天的な発育不全、精菅炎、精巣上体炎

③副性器障害

精嚢、前立腺の炎症により、精子が影響を受ける。

主な原因…精嚢炎、前立腺炎

④性機能障害

主な原因…性交または射精ができない。

性交障害、射精障害。

 

造精機能障害のなかで最も多いのは、突発性(原因不明

)の乏精子症であるといわれている。

そのため男性不妊が疑われた場合、精子の性状を調べるために精液分析法が行われる。

●精液分析法

精子の性状や性液の量、濃度をチェックします。

・乏精子症

 精子濃度が2000万/ml未満

・精子無力症

 前進する精子が50%未満、もしくは高速に前進する精子が25%未満

・奇形精子症

 正常な形態の精子が15%未満

・無精子症

 精子中に精子が存在しない。

 

 

投稿者: 高橋整骨院

PageTop