タイミング療法とは、最も妊娠しやすい排卵直前に性交をもつようにタイミング図ることをいいます。
①排卵日にあわせて行う
卵の寿命は12~14時間であり、精子は女性の体内では24~48時間受精能力があります。(個人差あり)
したがって、最終低温期の2日前~体温上昇日の1日目までが妊娠する可能性があるといえます。
排卵日を知るには基礎体温表を付けるのが1番良いです。低温相の最後の日が排卵日です。周期が一定している人、陥落日といって排卵日に急に体温が下がる人は予想がしやすいです。
排卵を知るには、排卵検査薬を使うこともできます。尿をかけるだけの簡単な検査でおこなう事が出来ます。排卵日が近いとLHホルモンが多くなるので、それを調べることにより排卵日を測定できるのです。LHがピークになると1日ほどで排卵します。LHがピークになったらその日に夫婦生活を持ちましょう。
②たくさんの元気のよい精子を送り込みましょう。
精子は、1回放出すると満タンになるまで3~4日間かかります。正常な男性では、せいえき1ml中に4000万匹以上の精子がいます。これが1,000万匹をきると 自然妊娠は難しいと言われています。予定排卵日が決まったら4日間以上禁欲して精子を十分に蓄えた上で、排卵日の前日から基礎体温が上昇するまで各日または毎日性交すると妊娠の確立があがります。(夫婦生活は計画せずに、毎日とか1日おきというのは得策ではありません。ただ、8日以上の禁欲は精子の性状を悪化させます。週に2回がベストです。)